ハンドリガードとは?いつからいつまで見られるか発達の真相を解説

ハンドリガードとは?いつからいつまで見られるか発達の真相を解説の真相について、専門知識を基に徹底解説します。

保護者が最も心を痛め、検索窓に打ち込んでしまうのが「ハンドリガード 自閉症との関係」や「発達障害の兆候」という言葉です。しかし、小児科医や乳幼児精神保健の専門家の間では、「ハンドリガードをしないこと単体で自閉症スペクトラム(ASD)や発達障害を疑う根拠には全くならない」というのが明確な共通見解です。

なぜネット上でこれほど不安が拡散されているのでしょうか。その背景には、自閉症の特性の一つとされる「手のひらをヒラヒラさせて見つめる常同行動」と、乳児期の正常な「ハンドリガード」が混同されて語られているという情報バイアスがあります。さらに、育児サイトのチェックリストに「生後3ヶ月:ハンドリガードをする」と記載されているのを見て、「当てはまらない=異常なのではないか」と飛躍してしまうケースが後を絶ちません。

実際には、ハンドリガードを明確に行わないまま健やかに育つ赤ちゃんは無数に存在します。その主な理由は以下の通りです。

1. 感覚統合のスピードが早く、早期に外の世界へ興味が移った:
手を見つめて確認するプロセスを脳内であっという間に完了させ、メリーやおもちゃ、親の表情など外界の刺激へ意識が向いているケースです。

2. うつ伏せ姿勢や抱っこで過ごす時間が長い:
仰向けの状態で天井を見上げる時間が短く、うつ伏せで首を持ち上げる運動や抱っこでの景色観察を好む赤ちゃんは、手を見つめるポーズをとる機会自体が少なくなります。

3. 単に親が見ていないタイミングで短期間だけ行っていた:
早朝の薄暗い寝室や、親が家事をしている数分間の隙間にだけ手を観察し、数日から1〜2週間程度でそのブームが終わってしまう赤ちゃんも珍しくありません。

厚生労働省のガイドラインや自治体の乳幼児健診(3〜4ヶ月健診)における発達の目安でも、「ハンドリガードの有無」自体が直接の判定項目になることはありません。健診で重視されるのは、「あやすと声を出して笑うか」「親の目を見て視線を合わせられるか」「動くおもちゃを目で滑らかに追視できるか」「首すわりが順調に進んでいるか」といった、全体的な神経学的発達と双方向のコミュニケーションの芽生えです。手を見つめないという一点だけで将来を悲観する必要は一切ありません。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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