猫が毛玉を吐かないのは病気?便に出る健康サインと毛球症の境界線

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毛玉を吐かないこと自体は生理的に健全である一方、見逃してはならないのが「胃腸内で毛が巨大な毛球(トリコベゾアール)となり、通過障害を起こしているケース」です。飲み込まれた毛が胃の中で排出されずに留まり続けると、胃壁を刺激して炎症を起こす「毛球症(もうきゅうしょう)」へと進行します。

もっとも警戒すべき初期症状は、日常の何気ない行動に現れます。以下の兆候が確認された場合、胃腸内ですでに毛玉が詰まり始めているサインです。

  • 空嘔吐(猫 毛玉 吐きそう 吐かない状態):首を低く伸ばして「カッカッ」「オエッ」と苦しそうに激しくえずくものの、白い泡や胃液しか出ない、あるいは何も吐き出せない。
  • 食欲の緩慢な減退:胃の中に毛玉が居座ることで満腹中枢が刺激され、大好物のフードを残すようになる。
  • お腹を触られるのを極度に嫌がる:胃腸の不快感や腹痛から、抱っこを拒否したり攻撃的な唸り声を上げたりする。

さらに事態が深刻化し、毛玉が小腸へと流れ込んで完全に管腔を塞いでしまうと、命に関わる「腸閉塞」を引き起こします。猫の腸閉塞における症状やうんちの変化としては、48時間以上の完全な排便停止、あるいは閉塞部より手前の刺激による少量の水様性下痢が挙げられます。激しい嘔吐を繰り返し、水分すら受け付けなくなって脱水症状に陥った場合、早急な開腹手術または内視鏡による異物除去を行わなければ命を落とす危険に直面します。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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