2026年春の引越し難民を直撃する「冷蔵庫運搬」の落とし穴──運賃高騰とスマート家電化で激変した現場のリアル

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運搬に巨額のコストとリスクが伴う現在、賢い生活者たちが実践しているのが「運ぶ前に手放す」というドライな損得勘定だ。

判断基準となるのは製造年だ。製造から8年以上が経過した冷蔵庫は、冷媒回路の経年劣化が進んでおり、激しい振動を伴う移送後に突然冷えなくなるリスクを抱えている。さらに、2026年現在の電気代高騰下において、10年前の冷蔵庫と最新の省エネモデルでは、年間消費電力量による電気代の差が年間数千円から1万円近く開くことも珍しくない。

旧居での家電リサイクル料金(約4,000円〜6,000円+収集運搬料)を払ってでも処分し、新居の配送無料サービスを利用して最新機を新規購入したほうが、引越しの基本料金を圧縮できるケースが増えている。メルカリ等のフリマアプリで旧居引き取りを条件に売却し、運搬費用の持ち出しをゼロにする立ち回りも一般化した。愛着だけで重たい箱を引きずり回す時代は、完全に終わりを告げている。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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