給料日は何時に振り込まれる?朝一番に入金がない理由と銀行別の真相
給料日は何時に振り込まれる?朝一番に入金がない理由と銀行別の真相とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。
SNSやネット掲示板を観察すると、毎月25日の未明から早朝にかけて「給料日なのに残高が増えていない」「光熱費の引き落としに間に合わない」という悲鳴にも似た投稿が急増します。ある20代会社員は次のように不安を吐露しています。
「給料日当日の朝7時にアプリを見たら残高が数百円のまま。会社の経営が危ないのではないかと心臓が縮む思いをした。結局、午前8時45分に再確認したら満額が振り込まれていたが、精神衛生上本当によくない」
こうした現象の背景について、中堅製造業で10年以上給与計算を担当する労務担当者は次のように証言します。
「社員の皆様から『朝一番に入っていなかった』とお問い合わせをいただくことがありますが、会社側は3営業日前の指定期日までに総合振込の伝送を完了させています。銀行側のホストコンピュータが数百万件のデータを順次処理していく過程で、アルファベット順や支店コード順などの内部割り振りによって数時間のタイムラグが生じます。企業側が振込ボタンを押すのをサボっているわけではありません」
また、雇用形態によっても着金タイミングの格差が生じやすい現実があります。正規雇用の正社員であれば大半が基幹システムによる一括データ伝送ですが、バイト給料振込何時という疑問を抱えやすいアルバイトやパートタイム、個人経営の店舗・スタートアップ企業では事情が異なります。小規模事業者では、経営者や店長が前日夜や給料日当日の朝にインターネットバンキングから「手動で個別振込」を行っているケースが少なくありません。この場合、担当者が振込操作を完了するまで口座には1円も反映されず、午前11時や午後1時を回ってようやく着金するといった事態が発生します。