「T字路は直進優先」は大誤解?警察庁ルールと事故過失割合の真相

「T字路は直進優先」は大誤解?警察庁ルールと事故過失割合の真相とはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

重大な判断ミスを防ぐためには、日頃から優先道路と広路の見分け方を正確に把握しておく姿勢が求められます。多くのドライバーは「舗装が綺麗」「なんとなく広く見える」といった曖昧な感覚で優先度を測りがちですが、道路交通法上の定義は極めて厳密です。

まず「優先道路」とは、以下の2つのいずれかに該当する道路を指します。

・「優先道路」の道路標識(青地に白の太い矢印)が設置されている道路
・道路の中央線(センターライン)や車両通行帯が、交差点の中まで途切れずに貫通して引かれている道路

白の破線や実線が交差点の手前で途切れている場合、その道路は法的な優先道路ではありません。この識別を見落としたまま交差点へ進入することが、信号機のないT字路の注意点における最大の落とし穴です。

一方、「広路(明らかに幅員が広い道路)」とは、センターラインの有無にかかわらず、客観的に見て交差する道路よりも明らかに車道幅が広い道路を指します。裁判例では、両者の幅員に「1.5倍〜2倍以上」の明確な差がある場合に広路と認定される傾向があります。しかし、目測で数メートル程度の差しかない場合は「同幅員」と判断されるリスクが高く、直線側であっても優先権を法的に主張することは困難を極めます。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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