車検で落ちる原因?サイドスリップの基準値や費用・アライメントとの違い
車検で落ちる原因?サイドスリップの基準値や費用・アライメントとの違いの具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
車好きの間でも混同されがちなのが、「サイドスリップ調整」と「ホイールアライメント測定」の違いです。両者は足回りのセッティングという点では共通していますが、測定の深さとアプローチが根本的に異なります。
サイドスリップは、前輪タイヤの「進行方向に対する横滑り量」という結果だけを簡易的に見るものです。調整作業では、ステアリングタイロッドを回してタイヤ先端の向きである「トーイン(内向き)」「トーアウト(外向き)」のみを基準値内に収まるよう微調整します。
一方でホイールアライメントは、トー角に加えて「キャンバー角(タイヤの垂直方向の傾き)」「キャスター角(操舵軸の前後方向の傾き)」など、前後左右すべての車輪の位置関係を3次元センサーで精密測定し、本来のジオメトリへトータルで整える作業です。アライメントを完璧に合わせればサイドスリップも適正値に収まりますが、サイドスリップ調整だけではキャンバー角などの狂いまで根本修復することはできません。