アンペアとボルトの違いとは?電気の基本と電気代節約の計算式を解説

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スマートフォン用のモバイルバッテリーを選ぶ際、「10,000mAh」といった数値をよく見かけます。この「mAh(ミリアンペアアワー)」は電流の流れる量を時間軸で表したバッテリー容量の単位ですが、ボルト(電圧)を考慮しないと実際の給電パワーを見誤ることになります。

一般的なリチウムイオン電池のセル単体電圧は約3.7Vで設計されています。そのため、10,000mAh(=10Ah)のバッテリーが蓄えられるエネルギー総量(ワット時:Wh)は以下のように計算されます。

【Wh換算式】
10Ah × 3.7V = 37Wh

一方、最新の急速充電規格(USB PD)では、電圧を5Vから9V、15V、20Vへと昇圧して高速充電を行います。3.7Vから5Vや9Vに変換する過程でエネルギーの変換ロス(約20〜30%)が発生するため、10,000mAhのバッテリーで「5,000mAhのスマホをまるまる2回満充電できる」わけではない点に注意が必要です。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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