【独自】なぜ実業団が殺到?釧路陸上競技協会が明かす過密合宿の真相

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華やかなトップランナーたちの足元で、グラウンドを支えるローカルの基盤は軋みを上げている。公認審判員の確保だ。

国が推し進めた中学校の部活動地域移行が完了期を迎えた2026年、釧路管内でも陸上指導の現場は学校教員の手を離れ、地域クラブや協会主導のスクールへと移管された。しかし、指導者がそのまま審判員や大会役員を兼任できるわけではない。週末の競技会を朝から夕方まで支える白髪交じりの役員たちの多くは、60代から70代のシニア層だ。

「若手が入ってこない。日当数百円のボランティア同然で、丸一日炎天下や濃霧のなか立ちっぱなし。誰が喜んでやりますか」。ある役員は苦笑い交じりに本音をこぼす。スター選手が走る公認記録会の裏には、ストップウォッチを握り、メジャーを張り、防寒着を着込んで風速計を見つめ続ける地元シニアたちの献身がへばりついている。その善意が尽きたとき、この街の陸上はどうなるのか。誰もが答えを先送りしている。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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