バイアステープとは?伸びる理由と縫い方のコツを徹底解剖【2026年最新】
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バイアステープ(Bias Tape)の「バイアス(Bias)」とは、英語で「偏り」「斜め」を意味する言葉です。一般的な織物は、ピンと張られた縦方向の経糸(たていと)と、そこへ直角に交差する横方向の緯糸(よこいと)が90度で組み合わさってできています。この縦横の「地の目(ちのめ)」に沿って引っ張っても、繊維自体が破断しない限り布はほとんど伸びません。
ところが、この縦横の繊維に対して正確に斜め45度裁断(正バイアス=真バイアス)を行うと、格子の交差角が菱形に変形できるようになり、ゴムやポリウレタンなどの伸縮性繊維を含まない綿100%の織物であっても、直断ち比で約15%〜25%の柔軟な伸縮性を発揮します。これこそが、バイアステープが伸びる理由です。
アパレル縫製工場の技術担当者は次のように証言します。「平織りの生地は、縦横には一切伸びない剛体のような性質を持ちます。しかし45度方向にハサミを入れた瞬間、糸と糸の交差点がパンタグラフのように可動域を持ちます。襟ぐりや袖ぐりといった複雑な三次曲面に布端を沿わせるには、この斜め45度裁断による可動性を持ったバイアステープが物理的に不可欠なのです」。