偏差値の求め方を徹底図解!計算式からエクセル算出法・順位早見表まで
今注目を集めている 偏差値の求め方を徹底図解!計算式からエクセル算出法・順位早見表までについて、多角的な視点をご紹介しています。
インターネット上の掲示板や一部の誤った解説記事で散見されるのが、「得点を2で割れば大体の偏差値がわかる」という俗説です。例えば「100点満点で80点を取ったから、80 ÷ 2 = 偏差値40…?いや、平均50だから40点足す?」といった根拠のない計算方法が広まるケースがあります。しかし、これは統計学的に致命的な誤謬です。
偏差値算出において「÷2」といった簡易計算が通用しない理由は、テストの「散らばり(標準偏差)」が完全に無視されているためです。以下の2つのテスト結果を比較すると、その盲点が浮き彫りになります。
- ケースA(点数のばらつきが極端に小さいテスト):
平均点50点、標準偏差が「5」の超平易なテスト。ここで80点を獲得した場合:
偏差値 = (80 - 50) ÷ 5 × 10 + 50 = 偏差値 110 - ケースB(点数のばらつきが非常に大きいテスト):
平均点50点、標準偏差が「25」の難易度の差が激しいテスト。ここで80点を獲得した場合:
偏差値 = (80 - 50) ÷ 25 × 10 + 50 = 偏差値 62
同じ「80点(平均点+30点)」であっても、周囲の点数が密集していれば偏差値は100を突破し、周囲の点数が散らばっていれば偏差値は62止まりとなります。「100点満点のテストで偏差値100を超えることはあり得ない」という思い込みも誤りであり、理論上、標準偏差が極めて小さい環境下で突出した点数を取れば、偏差値100超やマイナスの偏差値も数学的に成立します。