血栓性外痔核が破れたらどうする?激痛消失の真相と応急処置の全貌
血栓性外痔核が破れたらどうする?激痛消失の真相と応急処置の全貌とは一体何なのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
血栓性外痔核が破れた、あるいは自然治癒した後に多くの人を悩ませるのが、皮垂(スキンタグ)と呼ばれる後遺症です。
血栓によって大きく引き伸ばされた皮膚は、内部の血豆が消失しても完全には元の張りに戻りません。その結果、しぼんだ風船のように余分な皮膚のたるみが肛門の縁にピロピロと残ってしまうのです。健康上の実害はありませんが、「排便後にペーパーで拭き取りにくくなり不衛生になりやすい」「入浴時に触れて気になり、見た目がコンプレックスになる」といった整容面・衛生面の悩みに直結します。将来的な皮垂の発生を最小限に抑えるためにも、急性期に適切な医療処置を受ける意義は極めて大きいといえます。
即座に肛門科を受診すべき「危険なサイン」
以下の症状が一つでも当てはまる場合は、血栓性外痔核の単なる破裂ではなく、肛門周囲膿瘍(膿が溜まる重篤な病態)や直腸潰瘍など別の重大な疾患が疑われます。躊躇せず直ちに肛門科を受診してください。
- 止血処置を15分以上続けても拍動性の出血が止まらない
- 38度以上の発熱や、全身の寒気・倦怠感を伴っている
- 出血とともに悪臭を放つ黄色〜緑色のドロッとした膿が混ざっている
- 破れた後も激痛が引かず、むしろドクドクと脈打つような激しい痛みが強まっている
- 便自体に真っ赤な血液が練り込まれている、あるいは黒色便(タール便)が出ている
なお、病院での血栓性外痔核の摘出手術費用は、健康保険(3割負担)が適用されるため、日帰りの小手術であれば初再診料や処方箋を含めても約5,000円〜1万2,000円前後が一般的な相場です。受診を先延ばしにして皮膚トラブルや感染症を複雑化させるよりも、数十分の外来受診で確実な診断と処置を受ける方が、費用対効果も心理的安心感も圧倒的に高いと言えます。