レドンホールマーケット徹底解剖|ハリポタ聖地と建築美の真実
レドンホールマーケット徹底解剖|ハリポタ聖地と建築美の真実の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
映画ファンや観光客の間で頻繁に混同される情報について、確かな事実に基づき検証します。ネット上では「ダイアゴン横丁のシーン全編がここで撮影された」「シリーズ全作の漏れ鍋ロケ地である」といった記述が散見されますが、これは事実と異なります。
まず第一に、マーケット内で実際に撮影が行われたのは第1作『賢者の石』における漏れ鍋の外観および入口周辺の通路のみです。ダイアゴン横丁の内部に立ち並ぶオリバンダーの杖店やグリンゴッツ魔法銀行(建物内部はオーストラリア・ハイ・コミッションで撮影)などの商店街全体は、レドンホールマーケットの意匠を雛形としてワーナー・ブラザースのリーブスデン・スタジオに組まれた巨大セットで撮影されました。
さらに重要な盲点として、第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(アルフォンソ・キュアロン監督)以降、「漏れ鍋」のロケ地はロンドン南部のバラ・マーケット(Borough Market)近郊のストーニー・ストリート(Stoney Street)へ変更されています。監督交代に伴う映画のダークな世界観へのトーンチェンジに合わせて高架橋下の荒削りな景観が選ばれたためであり、「アズカバンの騎士バスが横付けした場所」を探してレドンホールを訪れても該当のロケーションは存在しません。この違いを明確に認識しておくことが、現地での落胆を防ぐ重要なポイントです。