犬に鹿の骨は危険?歯折れや腸閉塞のリスクとプロが教える安全な選び方

犬に鹿の骨は危険?歯折れや腸閉塞のリスクとプロが教える安全な選び方の真相について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

もし愛犬に鹿の骨を与えるのであれば、漫然と床に放り投げて放置することは絶対にやめてください。「犬の鹿骨の安全な与え方と制限時間」を厳格に管理することが、事故を防ぐ防波堤となります。

第一の鉄則は、1回あたりの給餌時間を10分から最長でも15分以内に制限することです。犬は骨を噛み始めると脳内物質のエンドルフィンが分泌され、興奮状態(トランス状態)に陥ります。この状態が続くと咬合のコントロールが効かなくなり、限界以上の力で噛み砕こうとして歯を折る確率が跳ね上がります。タイマーをセットし、時間が来たら大好きなお肉系トリーツと交換して速やかに骨を回収してください。

第二の鉄則は、飼い主が手で骨の端をしっかり握ったまま噛ませる「ハンド給餌」です。骨を床に置くと、犬は足で押さえて自分の好きな角度(もっとも歯に負担がかかる垂直方向)で噛み砕こうとしたり、小さくなった塊を一気に飲み込もうとします。飼い主が手で保持していれば、前歯や犬歯を使って削り取るように噛ませることができ、丸呑みの危険を未然に防ぐことが可能です。

また、骨が愛犬の口の幅よりも小さくなったり、尖った破片が露出した段階で、惜しまずに即座に廃棄する勇気を持ってください。「まだもったいないから」という人間の節約心が、愛犬の命を危険に晒す引き金になります。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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