Vobファイルとは?Dvdの謎の拡張子をPc・スマホで再生&Mp4変換
Vobファイルとは?Dvdの謎の拡張子をPc・スマホで再生&Mp4変換について見逃せない ポイントを厳選して解説いたします。
VOBとは「Video Object」の頭文字をとった略称であり、DVD-Video規格のディスク内に動画データ本体として格納されている独自ファイルです。拡張子は「.vob」と表記されます。単なる1本の独立した動画ファイルではなく、映像ストリーム(主にMPEG-2)、複数言語の音声トラック(AC-3、DTS、リニアPCM)、字幕データ、メニュー操作情報が1つのストリームに多重化されたマルチプレックスコンテナであることが、VOB拡張子の仕組みにおける最大の特徴です。
パソコンのディスクドライブに市販や自作のDVDを挿入し、エクスプローラーやFinderで中身を開くと、必ず「AUDIO_TS」と「VIDEO_TS」という2つのフォルダが現れます。このうち、映像再生に必要な全データが収められているのが「VIDEO_TS」フォルダです。VIDEO_TSフォルダの構成を覗くと、主に以下の3種類の拡張子を持つファイル群で成り立っていることが確認できます。
ここで多くのユーザーが抱く疑問が、「なぜ2時間の映画なのに、VTS_01_1.VOB、VTS_01_2.VOBというようにファイルが細切れになっているのか」という点です。これはDVD規格が策定された1990年代半ばのファイルシステム(FAT32など)の仕様制限に起因しています。当時のOSでは1ファイルあたり最大4GB、DVD-Videoの厳密な規格上では1GB(厳密には1,073,741,824バイト未満)を超えるファイルを扱えなかったため、物理ディスクの読み込みエラーを抑止する目的で1GB単位に自動分割される構造が採用されました。