プロデューサー巻きはダサい?時代遅れの真相と今風カーディガンコーデ術

プロデューサー巻きはダサい?時代遅れの真相と今風カーディガンコーデ術について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

プロデューサー巻きが「ダサい」「時代遅れ」と評される最大の要因は、ファッションの歴史が背負ってきた強烈な記号性にあります。1980年代後半から1990年代初頭のバブル景気期、テレビ局の敏腕プロデューサーやトレンディ俳優(石田純一氏をはじめとするカルチャーアイコン)が、冷房対策やステータス誇示の一環としてカーディガンを肩掛けするディレクター巻きを好んだことから、このスタイルは爆発的な流行を記録しました。

当時のプロデューサー巻きは、高級ブランドの鮮やかなカーディガンを肩に掛け、日焼けした肌や肩パッド入りのジャケット、素足にローファーといった「過剰な華やかさ」とセットで消費されていました。そのため、バブル崩壊後のデフレ期に入ると、一転して「キザでチャラチャラした痛いスタイル」「過去の好景気にすがる滑稽な記号」というネガティブなレッテルが貼られることになります。

その後、2013年前後にファストファッションの台頭とともに「ネオ・プロデューサー巻き」としてリバイバルを果たしたものの、原色カーディガンをピチピチの白Tシャツに合わせる画一的な着こなしが街に溢れかえり、急速に消費されて飽きられた経緯があります。つまり、ネット上で言われるプロデューサー巻きの時代遅れな理由とは、巻き方そのものの欠陥というよりも、「過去の過剰な流行の記憶」と「狙いすぎたコスプレ感」が視覚的に結びついてしまう点にあるのです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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