2009年ヒット曲の真相と現在|嵐の独占と着うた全盛期を徹底解説
話題沸騰中の 2009年ヒット曲の真相と現在|嵐の独占と着うた全盛期を徹底解説について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
2009年は、2010年代のエンタテインメントを支配することになる「アイドル戦国時代」の扉が力強く押し開かれた年でもありました。その震源地となったのが、秋元康プロデュースのAKB48のブレイク経緯とRIVERです。
2005年の秋葉原・専用劇場での旗揚げから地道な活動を続けていたAKB48は、2009年6月から7月にかけて開催された「第1回選抜総選挙(AKB48 13thシングル 選抜総選挙)」によって劇的なターニングポイントを迎えました。ファン自らがCDに封入された投票券で次のシングルのセンターを決めるというシステムは、既存の音楽業界の常識を根底から揺るがしました。前田敦子と大島優子による熾烈な首位争い、開票イベントでの生々しい涙と熱狂は、一般のニュース番組やスポーツ紙でも大きく報道され、秋葉原のサブカルチャーから一気に全国区の関心事へと駆け上がったのです。
その総選挙を経てリリースされた13thシングル『言い訳Maybe』でオリコンデイリー1位を獲得し、確かな手応えを得た彼女たちが、満を持して2009年10月に放った勝負作が14thシングル『RIVER』でした。イントロで高らかに響く「AKB〜! 48!」の掛け声、軍隊を彷彿とさせる一糸乱れぬストイックなフォーメーションダンス、そして「川を渡れ!」という困難に立ち向かう力強いメッセージ。アイドルファンのみならず一般層にも衝撃を与え、グループ結成4年目にして自身初となるオリコン週間シングルランキング1位を獲得しました。この瞬間、モーニング娘。の黄金期以来久しく途絶えていた女性アイドルグループの巨大ムーブメントが再始動したのです。
また、この年の音楽シーンを語る上で欠かせないのが「2009年ドラマ主題歌一覧まとめ」に見る名作ドラマと楽曲の密接なリンクです。
TBS系日曜劇場『JIN-仁-』の主題歌として圧倒的なスケール感で人々の涙を誘ったMISIA『逢いたくていま』、フジテレビ系月9ドラマ『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』の爽快な疾走感を象徴したB'z『イチブトゼンブ』、さらに火曜ドラマ『メイちゃんの執事』を華やかに彩ったROCK'A'TRENCH『My SunShine』など、テレビドラマのクライマックスシーンと主題歌が一体となって視聴者の記憶に焼き付く、平成タイアップ文化の円熟味がここにありました。