カフェイン断ちで頭痛がひどい原因とは?ピークと対処法を専門家が解説
カフェイン断ちで頭痛がひどい原因とは?ピークと対処法を専門家が解説についての最新情報をご紹介します。
「たかが嗜好品をやめただけで、なぜ病気のような激痛が走るのか」と疑問に感じる読者は少なくありません。精神保健指定医である初村英逸医師(品川メンタルクリニック)監修の医学情報や各種神経内科の知見によると、この現象は国際的な診断基準(DSM-5)にも明記されている正式な「カフェイン離脱症状」に該当します。
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メカニズムの鍵を握っているのが、脳内で血管を拡張させたり眠気を誘発したりする神経伝達物質「アデノシン」の働きです。カフェインは分子構造がアデノシンと酷似しているため、日常的に摂取しているとアデノシン受容体に先回りして結合し、血管をキュッと収縮させ続けます。日常的にコーヒーを3〜4杯飲んでいる人の脳は、この収縮状態を前提として恒常性(ホメオスタシス)を保とうとするため、拮抗するためにアデノシン受容体の数を異常に増やして対応しています。
ところが、カフェインの供給を突然ゼロにすると、受容体が一気にフリーの状態になります。そこに大量のアデノシンが結合することで急激な脳血管拡張が巻き起こり、周囲の三叉神経を猛烈に刺激します。これこそが、ズキズキと脈打つような偏頭痛と全く同じ機序で生じる「カフェイン離脱頭痛」の正体です。週末に寝だめをしようと遅く起きた朝に頭が痛くなる「休日頭痛」も、実は朝のコーヒーが遅れたことによる初期の離脱反応であることが分かっています。