なぜ息をのむほど青いのか?神の子池に潜む神秘と知られざる真相
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この池をひと目見た者の多くは、水中に人工的なライトでも仕掛けられているのではないかと疑う。それほどまでに青が濃い。環境省が管轄する阿寒摩周国立公園の北西部に位置するこの湧水池には、一日におよそ1万2000トンもの清冽な水がコンスタントに湧き出している。
その青さの源流は、南に位置する摩周湖にある。流入・流出する河川を持たない摩周湖の水位が変わらないのは、湖底から周囲の火山灰層へと大量の水が浸透しているからに他ならない。分厚い地層を数十年という歳月をかけて通り抜けた水は、不純物が極限まで濾過され、極めて高い透明度を獲得してこの池に湧き出る。
光が水に入り込むと、赤い波長の光が水分子に吸収され、散乱しやすい青い光だけが私たちの目に届く。プランクトンや浮遊物がほとんど存在しないこと、そして水底の白い火山灰土が反射板の役割を果たすことで、あの鮮烈なコバルトブルーが完成するのだ。