紫陽花の植え替え時期はいつ?鉢植え地植えの最適期と失敗防止策
紫陽花の植え替え時期はいつ?鉢植え地植えの最適期と失敗防止策に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。今すぐチェックことができます。
SNSや園芸Q&Aサイトで最も多く見られる悲鳴が、「毎年植え替えて大切に水をやっているのに、葉っぱばかり茂って花が一つも咲かない」というものです。園芸生産農家やナーセリー関係者へのヒアリングによると、この現象の主因は「剪定時期の遅れ」と「施肥タイミングの狂い」が複合して生じています。
植物生理学上、多くのアジサイ(ハイドランジア系・手まり咲き品種など)は、7月下旬から9月にかけて翌春に咲く花芽を枝の内部に形成します。これを「花芽分化」と呼びます。ところが、初心者がやりがちな典型例として、「秋涼しくなってから植え替えを行い、同時に伸びすぎた枝をバッサリ切り戻す」という行動があります。この時期に枝を切ると、形成されたばかりの花芽を自らすべて切り落とすことになり、翌春には絶対に花が咲きません。
さらに、植え替え時に「早く大きくしたい」という親心からチッ素分の多い油かすや化成肥料を用土に大量に混ぜ込んでしまう事例も目立ちます。アジサイはチッ素が過剰になると栄養成長(枝葉を伸ばす活動)ばかりを優先し、生殖成長(花を咲かせる活動)を放棄してしまいます。結果として「青々とした立派な葉が茂るだけで開花ゼロ」という皮肉な状態が生まれるのです。