敗北を隠さない時代へ。「悔しいです」の一言が現代人のメンタルを救う意外な理由

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この地殻変動は、企業の組織文化にも及んでいる。従来の「どんな時も平静を装い、隙を見せないリーダー」は、もはや若い世代からの信頼を得にくい。むしろ、競合にコンペで敗れた際に「本当に悔しい、次は絶対に獲りに行くぞ」と悔しさを隠さず共闘を呼びかけるリーダーに、チームは結束する。

過度に装飾された成功体験談に対して、現代の若手社員は強い警戒心を持つ。泥をすすり、歯を食いしばる過程を共有してくれる存在にこそ、本物のオーセンティシティを感じ取るのだ。心理的安全性とは、単に優しく接することではない。敗北の悔しさをオープンに分かち合える空間のことでもある。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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