治らないニキビの正体は粉瘤?見分け方と絶対に潰してはいけない理由
治らないニキビの正体は粉瘤?見分け方と絶対に潰してはいけない理由についての最新情報を徹底解説します。
外科手術という言葉に対して過度の恐怖心を抱く患者は多いですが、近年の粉瘤治療は大幅に進化しています。従来の切開法(木の葉状に皮膚を切り取って縫合する術式)に加え、現在広く普及しているのが「へそ抜き法」とも呼ばれるくり抜き法(パンチ法)です。
くり抜き法では、トレパンと呼ばれる特殊な円形メス(直径2〜4mm程度)を用いて、粉瘤の中央にある開口部(へそ)ごと小さな円形孔をあけます。そこから内容物を一度絞り出して嚢胞を萎縮させた後、小さくなった袋をもみ出すように皮膚の外へ引き抜きます。傷口がわずか数ミリで済むため、術後の縫合が不要、あるいは1〜2針の簡易縫合で済み、手術時間は5〜10分程度で終了します。
気になる粉瘤摘出手術の痛みと傷跡について、臨床現場での実態は以下の通りです。
- 術中の痛み:局所麻酔を注入する瞬間(細い針による数秒間のチクッとした痛み)のみ。麻酔液が入ってしまえば、術中の切除や牽引で痛みを感じることは皆無です。
- 術後の経過:麻酔が切れた後に軽度の鈍痛が生じることがありますが、処方される一般的な鎮痛消炎剤(ロキソプロフェン等)で十分にコントロール可能です。
- 傷跡の成熟過程:くり抜き法の場合、術後数週間はニキビ跡のような赤みやわずかな陥凹が見られますが、3〜6か月かけて目立たない白い点状の痕へと成熟していきます。