消えゆく大阪「ちょんの間」のリアル 再開発と警察規制の舞台裏

消えゆく大阪「ちょんの間」のリアル 再開発と警察規制の舞台裏にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

現地を歩くと、街の至る所で変化の足音が聞こえてくる。特に飛田に隣接する大阪市西成区エリアでは、近年若い世代や外国人バックパッカー向けの簡易宿泊所のホテル化が進み、大手不動産資本によるマンション建設が相次いでいる。かつてのドヤ街や色街という日陰のイメージは塗り替えられ、急激なジェントリフィケーション(都市の高級化)が進行中だ。

独自取材に応じた地元住民の男性(60代)は、複雑な胸中をこう明かす。「綺麗になるのはええことやが、ここで生きてきた人間や長年培われた貧困対策、福祉のネットワークが追いやられている気もする。表通りの再開発と路地裏の違法営業。この二重構造が生み出す社会問題は、そう簡単に綺麗事だけでは片付かない」。街の変化は、経済的恩恵と引き換えに、長年維持されてきた都市の生態系を解体しつつある。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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