中森明菜の若い頃の圧倒的歌唱力と美貌!今解き明かす孤高の歌姫伝説

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1980年代の日本の芸能界を語る上で欠かせないのが、太陽のように輝く松田聖子と、月のように静かに燃える中森明菜という二大潮流の対比である。聖子が完璧なプロデュースワークによって「偶像(アイドル)」の理想郷を築き上げたのに対し、明菜は生身の人間の葛藤や痛みをステージ上で晒し出すカウンターカルチャーの旗手となった。

その分岐点となったのが、セカンドシングル『少女A』の爆発的ヒットだ。ツッパリ路線と称された反抗的な歌詞を、醒めた眼差しとドスの利いた低音で歌い捨てる姿は、管理社会に息苦しさを感じていた若者たちの熱狂的な支持を集めた。さらにその進化の極致が、1986年の『DESIRE -情熱-』である。ボブのウィッグに前衛的なアレンジを施した着物、ハイヒールではなく素足に近い草履でのステップ。作詞・作曲家から提示された枠組みを解体し、衣装、振り付け、ヘアメイクのすべてを自らプロデュースして日本レコード大賞を2年連続で射止めた姿は、昭和歌謡の概念そのものを塗り替える革命だった。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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