鳥軟骨は本当に体に悪いのか?痛風・コレステロールの真相を検証

鳥軟骨は本当に体に悪いのか?痛風・コレステロールの真相を検証についての最新情報をご紹介します。

鳥軟骨を避ける人々の多くが口を揃えるのが「プリン体の過剰摂取による痛風発症」への恐怖だ。とりわけ酒席において、ビールと軟骨の組み合わせは高尿酸血症患者にとっての禁忌のように語られる。だが、生化学的な数値を冷静に確認すると、事態は世間のイメージとは大きく異なる。

日本痛風・尿酸核酸学会が策定した「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、食品100gあたりのプリン体含有量が200mg以上を高プリン食、300mg以上を極めて高プリン食と分類している。文部科学省 日本食品標準成分表の最新データを参照すると、鳥軟骨(ヤゲン軟骨など)のプリン体含有量は100gあたりおよそ50〜100mg前後に留まる。これは鶏レバー(300mg超)はもちろん、一般的な鶏もも肉(約110〜120mg)や豚ロース肉と比べても低いか同等レベルだ。

関節に激痛を走らせる高尿酸血症の主たる原因は、軟骨そのものというよりも、同時に摂取されるアルコールや、味付けに使われる濃厚なタレ、あるいは唐揚げの衣にある。軟骨の細胞組織そのものがプリン体の塊であるという言説は、栄養学的には明白な誇張に過ぎない。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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