職務質問はどこから違法か?証拠排除の判例が明かす警察捜査の限界

職務質問はどこから違法か?証拠排除の判例が明かす警察捜査の限界についての真相をご紹介します。

警察の捜査官が最も踏み込みやすく、同時に最も司法の怒りを買いやすいのが「所持品検査」のプロセスだ。ポケットやバッグの中身を見せるよう要求された際、市民にはそれを拒絶する法的な権利が保障されている。刑事訴訟法が定める令状主義の原則が存在するからだ。

拒否された警察官が勝手にバッグのファスナーを開けたり、衣服の上から強引に触手検索を行ったりした瞬間に、その行為は適法な職務質問の枠組みを逸脱し、違法な無令状捜索へと変貌する。裁判所が違法性を判断する基準は明快だ。「任意手段としての相当性」を超え、相手の自由を実質的に奪っているかどうかである。

数十分にわたる立ち往生や複数人での包囲網の形成は、外形的には任意捜査を装いながらも、実質的には逮捕・監禁に等しい違法捜査とみなされる。警察庁の通達や内部規律においても過剰な追尾や有形力の行使は戒められているが、ノルマや検挙至上主義に追われる現場では、法と実務の乖離が日常的に生じているのが実情だ。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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