咳止め薬物「リーン」の恐ろしい正体|ラッパー流行の裏に潜む致死の罠
咳止め薬物「リーン」の恐ろしい正体|ラッパー流行の裏に潜む致死の罠の全体像を詳しく解説してご紹介します。
一般に「リーン」と呼ばれる薬物は、処方薬の医療用咳止めシロップを炭酸飲料(スプライトなど)で割り、甘みをつけるためにフルーツ味のハードキャンディを溶かして作られる自家製カクテルです。その特徴的な色合いから「パープルドランク(Purple Drank)」、あるいは「シザップ(Sizzurp)」「ダーティスプライト(Dirty Sprite)」といった複数のスラングで呼ばれますが、これらは呼び名が異なるだけで基本的に同一の薬物混合物を指しています。
このカクテルの主成分となるのは、主に以下の2つの医薬品成分です。
・コデイン(Codeine):オピオイド系(アヘン由来)の鎮痛・鎮咳成分。体内でモルヒネへと変換され、中枢神経系を強力に麻痺させます。
・プロメタジン(Promethazine):抗ヒスタミン薬であり、強力な鎮静作用と催眠作用を持ちます。
この2つを大量に同時摂取することで、強烈な多幸感や浮遊感、時間の感覚が歪むような幻覚・解離作用が生じます。身体のバランス感覚が失われ、まっすぐ立っていられずに「身体が傾く(Lean)」ことから、この名が定着しました。しかし、それは脳が深刻な麻痺状態に陥っているサインに他なりません。