和製コストコを創り上げたロピア社長の経営手腕と独自戦略の真相
和製コストコを創り上げたロピア社長の経営手腕と独自戦略の真相の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
ロピアの店舗に一歩足を踏み入れれば、他社との圧倒的な違いに誰もが息をのむ。山積みにされたメガ盛りの精肉、店内で焼き上げられる本格ピザ、インパクト抜群のオリジナル惣菜。まるで市場のような熱気がフロア全体を支配している。
この爆発的な活力を生み出しているのが、徹底した事業部制と現場への権限委譲だ。一般的な食品スーパーマーケットでは、本部のバイヤーが一括して仕入れと価格決定を行い、店舗側は指示通りに陳列するオペレーションが主流である。しかし、同社では各部門のチーフが仕入れ、価格設定、陳列方法、利益管理に至るまで「100%の主権」を握る。
「店長ですら各売場の仕入れ価格を知らない」と言われるほどの分権体制が、現場スタッフの商人魂に火をつける。売れ残りのリスクを現場が背負う代わりに、ヒット商品を生み出した際の裁量とインセンティブは破格だ。キャッシュオンリーによる決済手数料の削減や、徹底的なローコストオペレーションを原資に、驚異的な価格競争力を生み出すサイクルが確立されている。