香川・喝破道場事件の真相と過酷指導の実態|野田大燈代表と施設の現在

香川・喝破道場事件の真相と過酷指導の実態|野田大燈代表と施設の現在に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

瀬戸内海を一望する風光明媚な景勝地、香川県高松市・五色台の山深い一角に「喝破道場」が開設されたのは1970年代のことでした。臨済宗の僧侶である野田大燈(のだ だいとう)氏が創設し、家庭内暴力や不登校、非行に手を焼く親たちから若者を預かり、禅の修行や農作業を通じて心身を鍛え直す自立支援施設としてスタートしました。

昭和から平成初期にかけて、道場は「非行少年を立ち直らせる熱血和尚」としてドキュメンタリー番組などで幾度となく称賛され、全国から助けを求める保護者が殺到しました。しかし、美談のベールに包まれていた道場内では、指導の名を借りた激しい暴力や人権侵害が日常化していたのです。

1990年代以降、道場から逃走を図った入所者への苛烈な「連戻し」やリンチに近い制裁、指導員の過剰な有形力行使による骨折や内臓破裂などの重傷事故が次々と発覚。警察の家宅捜索や関係者の逮捕、被害者遺族による提訴へと発展し、全国紙の社会面を揺るがす大スキャンダルへと転じていきました。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest