道管と師管の違いと覚え方!内側外側の並び順や見分け方を徹底解説
道管と師管の違いと覚え方!内側外側の並び順や見分け方を徹底解説を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
道管と師管は、管を構成する細胞の状態や運ぶ物質の性質にも根本的な違いがあります。
道管が運ぶ物質と仕組み
道管は、根の先端近くにある微細な「根毛」から吸い上げられた水と無機養分(窒素、リン酸、カリウムなどの肥料分)を、植物の上部(茎や葉)へと送り届けるパイプです。道管の細胞は成長の過程で細胞質を失い、細胞壁だけが残った中空の「死んだ細胞」でできています。この強固なパイプの中を、葉の気孔から水分が逃げる「蒸散作用」による強力な引き上げ力や根圧、水の凝集力によって、重力に逆らって十数メートル以上の高さまで水分を一気に吸い上げます。
師管が運ぶ物質と仕組み
師管は、葉の葉緑体で行われた光合成によって生成されたデンプンが、水に溶けやすい形(主にショ糖などの糖分)に変えられた養分を運ぶ通路です。作られた養分は、成長中の新芽や花、果実、あるいは余剰分を貯蔵する根へと全身に配給されます。師管は道管とは異なり、生きた細胞が縦につながってできています。細胞同士の仕切りには「篩板(しばん)」と呼ばれる無数の小さな孔(あな)が開いた構造があり、ここを糖液が通り抜けていきます。