誤解だらけのイスラム教!食事や礼拝ルールと日本での最新事情を徹底解剖
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イスラム教女性が髪や首元を覆う布ヒジャブや、身体のラインを隠すゆったりとした衣服を着用する姿はよく知られています。西洋的な視点からは「女性の抑圧」と解釈される場面もありましたが、教理上の基本概念は慎み深さ(モデスティ)の保持です。
外見的な魅力や性的な視線から自身を守り、内面的な品格や知性、信仰者としてのアイデンティティを誇りを持って表現するための選択として着用されています。国や地域、個人の解釈によって着用スタイルや色合いは多彩であり、近年はファッショナブルなヒジャブスタイルを楽しむ若い世代も目立ちます。
一方、イスラム世界を理解する上で外せないのがスンナ派とシーア派の宗派の違いです。預言者ムハンマドの死後、誰が共同体の指導者(後継者=カリフ)になるべきかを巡って生じた対立が発端となっています。
- スンナ派(信者全体の約85〜90%):預言者の慣行(スンナ)に従い、共同体の合意によって選ばれた歴代カリフの正統性を承認する多数派。サウジアラビア、エジプト、インドネシア、トルコなど大半の国で主流。
- シーア派(信者全体の約10〜15%):ムハンマドの従兄弟であり娘婿である第4代カリフ「アリー」とその血統のみを正統な指導者(イマーム)と認める少数派。イラン、イラク、アゼルバイジャン、バーレーンなどに集中。
両派ともにコーランを聖典とし、五行の基本義務を果たす点では共通しており、根本的な信仰対象が異なるわけではありません。