岡田准一の20代を解剖!アイドルから世界基準のアクション俳優へ

岡田准一の20代を解剖!アイドルから世界基準のアクション俳優への特集記事を解説します。専門的な知識が詰まっています。

2000年代初頭の日本のテレビドラマシーンに、ひとつの巨大な地殻変動が起きた。TBSテレビで放送された宮藤官九郎脚本の金曜ドラマ『木更津キャッツアイ』である。余命半年を宣告された青年・ぶっさん(田渕公平)を演じた岡田准一の芝居は、当時のドラマ界に新鮮な驚きをもたらした。

それまでのトレンディドラマや王道の青春群像劇とは一線を画す、ハイテンポな会話劇とシュールなコメディ。彼はカッコつけることを鮮やかに放棄し、情けなくて愛おしい、等身大の若者の息遣いを画面に刻みつけた。演出の堤幸彦や金子文紀らが生み出す実験的なテンポに完全に呼応し、岡田はコメディの反射神経と間(ま)の取り方を徹底的に体得していく。

V6というトップアイドルとしてのパブリックイメージを軽やかに裏切りながら、役者・岡田准一の持つ底知れないポテンシャルが世間に認知された瞬間だった。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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