風船おじさんの最後はどうなった?ファンタジー号事件の真相と現在
風船おじさんの最後はどうなった?ファンタジー号事件の真相と現在の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
世間の注目を一気に集めた「風船おじさん」こと鈴木嘉和氏(当時52歳)は、もともとピアノ調律や音楽関連の会社を経営する実業家でした。しかし、本業の傍らで「風船による飛行実験」に異常な情熱を注ぐようになり、奇抜なパフォーマンスを繰り返します。
太平洋横断に先立つ1992年4月には、東京都多摩川河川敷での実験に続き、滋賀県大津市の琵琶湖でヘリウム風船を装着した飛行実験を決行。このときは高度約5,600メートルまで急上昇して制御不能に陥り、酸素希薄と極寒の中で奇跡的に生還したものの、自衛隊や消防を巻き込む大騒動に発展しました。
警察や周囲から強い警告を受けていたにもかかわらず、鈴木氏の執念は冷めませんでした。1992年11月23日、茨城県鳴神海岸(現・大洗町周辺)にヘリウム風船26個を括り付けた強化プラスチック製ゴンドラ「ファンタジー号」を持ち込みます。「単なる浮揚テスト」と偽って集まった支援者やマスコミの前で、制止を振り切って係留ロープを切断。アメリカ・ネバダ州サンダンスを目指し、太平洋の空へと飛び立ちました。