『バケモノの子』声優一覧と演技評判!豪華キャストの裏話まで徹底解説
今注目を集めている 『バケモノの子』声優一覧と演技評判!豪華キャストの裏話まで徹底解説について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。
物語の軸を担う主要4キャラクターは、役者の個性がアニメーションキャラクターの骨格と完璧に融合しています。
熊徹役:役所広司が体現した「不器用な父親像」
粗暴で身勝手、しかし心の奥底には深い情愛を秘めた熊徹を演じたのは、日本を代表する名優・役所広司さんです。細田監督が「熊徹の生命力と少年っぽさを両立できるのはこの人しかいない」と熱望してオファーを出したと伝えられています。怒号混じりの荒々しいセリフ回しのなかに、弟子である九太への不器用な愛情を滲ませる演技は圧巻で、映画後半のクライマックスにおける叫びは観客の涙を誘いました。
九太役:宮崎あおいから染谷将太への見事なバトンタッチ
少年期の九太を演じたのは、『おおかみこどもの雨と雪』に続き細田作品への出演となった宮崎あおいさんです。孤独に怯え、世界を拒絶していた少年が熊徹と出会って心を開いていくグラデーションを、トーンの繊細な変化で見事に表現しました。
そして青年期を引き継いだのが染谷将太さんです。少年期の面影を残しながらも、アイデンティティの葛藤に揺れる17歳の青年の苦悩を、等身大の落ち着いたトーンで熱演。宮崎さんから染谷さんへの声変わり・成長のトランジションは極めて自然で、ひとりの人間の成長プロセスとして高い説得力を生み出しています。
ヒロイン・楓役:広瀬すずの声優初挑戦が放った透明感
九太が人間界で出会うヒロイン・楓を演じたのは、当時アニメ声優初挑戦だった広瀬すずさんです。学校という閉塞的な社会で息苦しさを感じながらも、前を向こうとする意志の強さを持つ少女を瑞々しく演じ切りました。飾り気のない澄んだ声質は、異世界で育った九太の心を解きほぐす光として鮮烈な印象を残しています。