江別大学生リンチ殺人事件の闇:なぜ平穏な公園で凶行は起きたのか

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札幌地方裁判所の法廷で進められる公判では、被告人席に立つ者たちの間で責任の押し付け合いと供述の乖離が露呈している。公判記録が浮き彫りにするのは、事件当時の歪んだ結束とは対照的な、自己保身に走る哀れな姿である。

主導的な役割を果たしたとされる被告は「指示はしていない、周りが勝手にエスカレートした」と主張し、実行犯として手を下した少年側は「先輩や交際相手からの強い圧力に逆らえなかった」と証言する。奪われた現金の分配や処分の過程に関しても、互いの記憶と主張が激しく衝突している。証拠として提出されたスマートフォン内の生々しいメッセージのやり取りは、暴力の最中であっても保身のための口裏合わせが画策されていた冷酷な事実を告発している。

裁判長から投げかけられる厳しい問いに対し、言葉を詰まらせる被告人たち。法廷を傍聴する遺族のすすり泣きが響く中、暴行の細部が明らかになるにつれ、法廷内には言葉を失うほどの重苦しい空気が満ちていく。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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