名門井筒部屋と逆鉾昭廣の真実!弟子・鶴竜を育てた昭和平成の土俵
名門井筒部屋と逆鉾昭廣の真実!弟子・鶴竜を育てた昭和平成の土俵の全貌を詳しく解説してご紹介します。
井筒部屋の歴史において、最大の金字塔となったのが第71代横綱・鶴竜力三郎の誕生だ。モンゴルから来日した当初、鶴竜は決して恵まれた体格の持ち主ではなかった。入門希望を断られることも多かった無名の少年を温かく迎え入れ、基礎から徹底的に叩き込んだのが十五代井筒親方だった。
部屋の関取が少ない小所帯ゆえの苦労は絶えなかった。しかし、親方はマンツーマンで徹底したもろ差しの技術と相撲の礼法を伝授した。弟子を信じ抜き、焦らずじっくりと大輪の花を咲かせる指導法。鶴竜が横綱昇進を決めた場所、花道で見せた親方の涙は多くのファンの胸を打った。血縁を超えた強い絆が、ひとりの若者を角界の頂点へと押し上げたのだ。