春の大量発生を阻止!アブラムシの卵を見抜く越冬駆除の全技術
春の大量発生を阻止!アブラムシの卵を見抜く越冬駆除の全技術を詳しくリサーチ! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。
個人の庭園から大規模な施設園芸農業に至るまで、持続可能な農業技術として定着しつつあるのが総合的病害虫・雑草管理(IPM)の思想だ。化学農薬一辺倒の駆除から脱却し、天敵昆虫や物理的防除を組み合わせて害虫密度を許容水準以下に抑え込むアプローチが国内外で主流となりつつある。
特にアブラムシ類に対して強力な捕食能力を発揮するのがナミテントウをはじめとする土着天敵である。農林水産省の推進方針のもと、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)などでは、天敵製剤の活用技術や飛ばないナミテントウの系統育種といった先進的な防除モデルの研究が進む。冬の間に卵の絶対数を削り落とし、春先に残ったごくわずかな残党を天敵に処理させる生態系バランスの構築こそが、長期的な無農薬・減農薬栽培を成功させる礎となる。