イチロー通算安打の真実!ピート・ローズ超えと殿堂入りの全貌
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2004年、シアトル・マリナーズの本拠地セーフコ・フィールド(現T-モバイル・パーク)で歴史が塗り替えられた。1920年にジョージ・シスラーが樹立したシーズン257安打という、実に84年間アンタッチャブルとされてきたMLBシーズン最多安打記録(262安打)をイチローが更新したシーズンだ。
この年のイチローの月間打率推移は圧巻の一言だった。5月に打率.400を記録すると、8月には驚異の.463を叩き出す。相手投手がどれほど警戒し、コースを突こうとも、まるで内野手のポジショニングが見えているかのようにコースへ打ち分けた。シーズン打率.372というハイアベレージを残しながら、年間700打席を超える過酷な日程を怪我なく完走した耐久性こそが、この大記録の真のエンジンだった。
長打による派手な本塁打競争が全盛だった時代に、単打を緻密に積み上げることでスタジアムを熱狂させた。その特異なプレースタイルは、ベースボールという競技の原点をアメリカ人に再認識させたのである。