1年は365日ではない?365.2422日の真相とうるう年の秘密

1年は365日ではない?365.2422日の真相とうるう年の秘密について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。

「4年に1度、2月29日が増える年がうるう年」と覚えている方が多いのではないでしょうか。しかし、この認識は完全な正解ではありません。実は「4で割り切れる年でも、うるう年にならない年」が存在します。

現在世界中で広く採用されているグレゴリオ暦には、以下の3段階の判定ルールが定められています。

【うるう年の判定ルール】
・ルール①:西暦年数が4で割り切れる年は「うるう年」とする。
・ルール②:ただし、西暦年数が100で割り切れる年は「平年」とする。
・ルール③:ただし、西暦年数が400で割り切れる年は例外として「うるう年」とする。

なぜこのような複雑な足し引きを行うのでしょうか。その理由は、1年を「365.25日」として4年に1度うるう年を設けていた古代ローマの「ユリウス暦」にあります。ユリウス暦では、実際の太陽年(365.2422日)よりも毎年約11分15秒長く計算されていました。

わずか11分の差ですが、128年経つと丸1日のズレになります。16世紀後半には春分の日が約10日も前倒しになり、キリスト教において極めて重要な「復活祭(イースター)」の正確な日取りが決められないという深刻な問題が生じました。

そこで1582年、ローマ教皇グレゴリウス13世が暦を大改定。400年間に訪れる100回のうるう年のうち「3回」を平年に戻す(100で割れるが400で割れない年を平年にする)ことで、400年間に97回だけうるう年を設ける「グレゴリオ暦」を制定しました。

これにより、グレゴリオ暦の1年の平均日数は365.2425日となり、本物の太陽年(365.2422日)との差は年間わずか約26秒にまで縮小。およそ3,300年間で1日しかズレない超精密な暦が完成したのです。なお、日本がこのグレゴリオ暦を導入したのは明治5年(1872年)末のことでした。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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