グリルとは何か?調理器具から車やカルチャーまで徹底解剖する
グリルとは何か?調理器具から車やカルチャーまで徹底解剖するの重要なポイントについて、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
屋外での料理・調理法に地殻変動を起こしたのは、1952年のアメリカ・シカゴだった。金属加工会社の職人だったウェーバー・スティーブン(ジョージ・スティーブン)は、海に浮かぶ海洋ブイを真っ二つに切断し、蓋付きのドーム型ケトルグリルを創り出した。風や雨に左右されず、煙を閉じ込めて肉を柔らかく焼き上げるこの半球体の器具は、世界中のアウトドア愛好家のスタンダードとなった。
屋外の熱狂が広がる一方、1990年代にはインドア調理の歴史を塗り替える発明が誕生する。元ヘビー級ボクシング世界王者ジョージ・フォアマンの名を冠した「ジョージ・フォアマン・グリル」だ。傾斜のついたプレートで食材を両面から挟み込み、余分な脂肪分をトレイに落としながら素早く焼き上げるこの小型マシンは、世界で1億台以上を売り上げる特大のヒットを記録した。
豪快な庭先のスモークから、一人暮らしのアパートのカウンタートップまで。グリルは時代と場所に合わせて姿を変えながら、常に人々の胃袋と食文化を揺さぶり続けてきた。