松田直樹の死因が変えた日本サッカー|空白の救命記録と遺された教訓

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信州大学医学部附属病院へ緊急搬送された時点で、松田はすでに心肺停止状態(CPA)に陥っていた。診断結果は急性心筋梗塞。冠動脈が突然閉塞し、心筋へ血液が届かなくなることで、致死的不整脈である心室細動を引き起こしたと考えられている。

スポーツ医学の専門家たちも強い衝撃を受けた。トップアスリートとして極限まで体を鍛え上げ、メディカルチェックを定期的にクリアしていた選手であっても、冠動脈の痙攣や微細なプラークの破綻による急激な血栓形成を事前に100%予知することは極めて難しい。日本心臓財団の報告でも、運動誘発性の心停止は外見上の健康度や体力に関わらず起こり得ると指摘されている。集中治療室(ICU)で体外式膜型人工肺(ECMO)を用いた懸命の蘇生措置が続けられたが、倒れてから48時間余りが経過した8月4日午後1時6分、永遠の眠りについた。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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