荷物に本物のポップコーン?緩衝材に採用される理由と食べられる噂の真相
荷物に本物のポップコーン?緩衝材に採用される理由と食べられる噂の真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
荷物の隙間を埋めるように入っている白い粒状の物体を目にしたとき、真っ先に浮かぶのが「ポップコーン緩衝材は食べられるのか」という疑問です。スナック菓子そっくりの形状や、素材によってはほのかに漂う穀物の香ばしい匂いから、口に入れてみたくなる衝動に駆られる人も少なくありません。
結論から申し上げると、どのような形状であっても梱包材として届いたものは絶対に食べてはいけません。その理由は、製造・流通過程における衛生管理基準の違いにあります。
市場で流通しているポップコーン状の緩衝材は、大きく分けて以下の2種類が存在します。
1つ目は、最も広く普及しているコーンスターチ緩衝材です。トウモロコシから抽出したデンプン(コーンスターチ)にポリビニルアルコールなどを配合して発泡成形した工業用素材であり、食品規格で作られていません。製造工場の衛生環境や使用されている原料は工業製品基準のため、口に入れることは想定されていません。
2つ目は、過去に一部のユニークなショップやイベント企画で行われた本物のポップコーンを使った発送事例です。油や塩を使わずに専用マシーンで弾けさせた本物のトウモロコシをそのまま隙間埋めに利用する試みですが、こちらも配送中のダンボール内の粉塵、外気からの湿気、配送車の環境、さらには商品パッケージからの化学物質移りなどを考慮すると、衛生面で食べることは極めて危険です。
「原料がトウモロコシだから安全」というのは環境面での話であり、食品安全面では完全に別物である点に注意が必要です。