喉の片側だけ痛い原因とは?つばを飲む激痛や熱なしに潜む危険な病気
喉の片側だけ痛い原因とは?つばを飲む激痛や熱なしに潜む危険な病気に関する疑問を徹底的にまとめました。専門的な情報をご確認ください。
Q1:熱はないのですが、市販のトローチや総合風邪薬で2〜3日様子を見ても大丈夫ですか?
A1:唾液が普通に飲み込めて痛みが軽微であれば1〜2日の経過観察は許容されますが、つばを飲む際に明確な激痛がある場合や片側だけに症状が偏っている場合は、様子見をおすすめできません。熱が出ないまま扁桃周囲に膿が溜まるケースもあり、市販薬で痛みを一時的に麻痺させている間に深部へ炎症が波及するリスクがあります。3日以上改善しない場合は直ちに専門医を受診してください。
Q2:喉の片側が痛くて耳の奥までズキズキ痛みます。中耳炎を併発しているのでしょうか?
A2:耳自体に中耳炎が起きている可能性もゼロではありませんが、多くは喉の知覚神経(舌咽神経)を介して耳の奥に痛みが投射される「放散痛(関連痛)」です。耳鼻咽喉科で鼓膜と咽頭深部の両方を内視鏡で直接観察してもらえば、耳の異常なのか喉からの放散痛なのかをその場ですぐに確定診断できます。
Q3:近くに耳鼻咽喉科がありません。内科クリニックを受診しても適切な処置は受けられますか?
A3:受診しないよりは内科への受診が推奨されますが、内科では喉の深部を視認するファイバースコープや、膿が溜まった際の切開排膿器具を備えていない施設が一般的です。内科で扁桃周囲炎や膿瘍が疑われた場合は、結局その日のうちに高次医療機関や耳鼻咽喉科へ紹介・再受診となるケースが多いため、最初から耳鼻咽喉科を標榜するクリニックを選ぶ方が治療のタイムロスを防げます。
Q4:片側の扁桃腺が腫れて痛む場合、必ず切開してウミを出さなければならないのですか?
A4:必ずしも全員が切開になるわけではありません。膿が溜まる手前の「扁桃周囲炎」の段階であれば、適切な抗菌薬の点滴や内服投与のみで治癒可能です。しかし、すでに組織内に膿の溜まり(膿瘍腔)が形成されてしまっている場合は、薬が病巣の内部まで届かないため、穿刺や小切開による排膿を行わなければ根治できません。切開を避けるためにも、できるだけ早い段階での受診が決定的に重要です。