古典落語を塗り替える十代目入船亭扇橋!熱狂高座と真打昇進の全貌
古典落語を塗り替える十代目入船亭扇橋!熱狂高座と真打昇進の全貌の特集記事を解説します。最新トレンドが満載です。
上野の鈴本演芸場や、木造の風情を残す新宿末廣亭。都内常設寄席のトリを務める機会が増えるにつれ、客席との呼吸の合わせ方はさらに洗練の度合いを増している。寄席は生き物だ。平日の昼下がりのまったりした客席と、土曜夜の熱気あふれる客席では、同じ演目でも間合いや声のトーンを劇的に変える。
末廣亭の畳敷きの桟敷席に座って扇橋の語りを聞いていると、昭和や大正の寄席へとタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。一方で、投げかけられる笑いのツボは鋭く現代的だ。この「古くて新しい」絶妙なバランス感覚こそが、客足を惹きつけて離さない最大の要因といえる。