肌に白い粉…塩を吹く汗は病気のサイン?専門医が明かす脱水危機

肌に白い粉…塩を吹く汗は病気のサイン?専門医が明かす脱水危機について見逃せない 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

そもそも、なぜ汗がこれほど塩辛くなるのか。その鍵を握るのが、全身の皮膚に数百万個も存在するエクリン汗腺の働きである。皮膚科学の観点から汗の生成過程を観察すると、まず汗腺の深部で血液から血しょうが汲み上げられ、原汗(げんかん)と呼ばれる液体が作られる。この時点では血液とほぼ同等の塩分濃度を持っている。

通常、この原汗が皮膚の表面に向かって細い管を通る過程で、エクリン汗腺の細胞がナトリウムなどのミネラルを巧みに血管内へと再吸収する。肌の出口に到達する頃には、ほぼ純水に近いサラサラの「薄い汗」に仕立て上げられるわけだ。しかし、運動不足や終日の冷房環境によって汗腺を使わずにいると、この再吸収能力が劇的に衰退する。日本皮膚科学会の研究会でも指摘されている通り、機能低下を起こした汗腺は塩分を回収できず、ドロドロとした高濃度の塩分を含んだ汗を体外へ放出してしまう。これが蒸発した結果、肌の上に生々しい塩の結晶として取り残される。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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