県立岐阜商業はなぜ強い?偏差値・進学実績から野球部の真相まで迫る

県立岐阜商業はなぜ強い?偏差値・進学実績から野球部の真相まで迫るの背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

世間一般において、商業高校に対して「卒業後は大半が就職し、大学進学は限られた一部の生徒だけではないか」という旧来の固定観念を持つ人は少なくありません。しかし、現在の県岐商の実態を見れば、そのイメージは根底から覆されます。

現在の県立岐阜商業高校における進路希望の内訳は、進学が約55〜60%、就職が約40〜45%という構成になっており、すでに過半数の生徒が高等教育機関へと進学しています。しかもその合格先は、岐阜大学をはじめとする国公立大学から、慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学、立命館大学、関西学院大学といった難関私立大学まで多岐にわたります。

項目県立岐阜商業高校のデータ一般的な公立商業高校の基準編集部の見解・評価進路決定率ほぼ100%(就職内定率100%、進学も完全決定)95%〜98%前後卒業時に進路未決定者を出さない徹底した個別指導が定着。進学先の傾向国公立大学(岐阜大・滋賀大等)+難関私立大(早慶・MARCH・関関同立)地元の私立大学・短期大学・専門学校が中心商業・情報系の特別推薦枠や総合型選抜で普通科より有利に戦える。就職先の内訳十六銀行、大垣共立銀行、JR東海、トヨタ系大手、公務員など地元の中小企業・一般事務・販売・サービス業大卒でも入社が困難な大手金融やインフラの正社員枠を強固に保持。独自の実務教育株式会社岐商(資本金を持ち生徒が経営実務を行う模擬企業)文化祭での模擬店や短期インターンシップ程度起業家精神と財務感覚が高校段階で身につき、面接試験での圧倒的強みに。

なぜ商業高校から難関大学へ行けるのか。その秘密は、近年の大学入試改革にあります。大学側は一般選抜の学力偏重から、課外活動の実績や明確な志望動機、プレゼンテーション能力を問う「総合型選抜(旧AO入試)」や「学校推薦型選抜」へと門戸を急速に広げています。

日商簿記検定1級・2級、基本情報技術者試験といった難関国家資格の取得実績に加え、全校生徒が株主となって商品の仕入れ、開発、販売、決算までを自ら行う実践的教育プログラム「株式会社岐商」での実務経験は、大学の志望理由書や面接において並みいる普通科の高校生を圧倒する強烈な差別化要素となります。結果として、普通科の進学校で過酷な共通テスト対策に追われる生徒とは全く異なる「推薦・実学ルート」から、トップレベルの大学へと鮮やかに進学していくのです。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest