実は右から書く?点字の打ち方の基本ルールと初心者が挫折しない習得法
実は右から書く?点字の打ち方の基本ルールと初心者が挫折しない習得法の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
点字の骨格をなすのは、縦3点・横2点の計6つの点で形成される「マス(セル)」です。この6点点字の基本構成を理解することが、すべての表記の出発点となります。
読む面(凸面)から見た場合、点の配置と番号は以下のように定義されています。
- 左列の上から:1の点、2の点、3の点
- 右列の上から:4の点、5の点、6の点
しかし、裏面(凹面)から針を落として打つ際には、左右が逆転します。すなわち、右列の上から「1、2、3」、左列の上から「4、5、6」となる点に最大の注意が必要です。多くのテキストや練習帳で「凸面図(読む形)」と「凹面図(書く形)」が併記されているのは、この認識のズレを防ぐためです。
手書き作業の核となるのが点字器の使い方と点筆の持ち方です。点字器は、ガイドとなる窓が並んだ定規(上板)と、点の受け皿となる小さなくぼみが刻まれた下板で構成されています。厚手の点字用紙を下板と上板の間にしっかりと挟み込み、ズレが生じないよう固定します。
点筆(てんぴつ)を握る際は、鉛筆のように斜めに寝かせるのではなく、点字定規のマスに対してほぼ垂直(80度〜90度)に立てて構えるのが鉄則です。人差し指の腹を点筆の柄の頭部に添え、手首のスナップではなく、指先から腕全体の均等な圧力を下方向へ伝えます。用紙の裏を突き破らない適度な力加減で「パチッ」という手応えを感じるまで押し込むことで、触読しやすい均一で美しい突起が形成されます。