ブロンソンが救ったマンダムの倒産危機|Cm誕生秘話と名セリフの全真相

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このプロモーションの破壊力を決定づけたもう一つの重要な要素が、バックで流れていたカントリーソング『男の世界(原題:Lovers of the World / The Mandom World)』です。米国のシンガーであるジェリー・ウォレス(Jerry Wallace)が歌い上げたこの楽曲は、哀愁を帯びたアコースティックギターの音色と、包容力のあるハスキーな低音ボーカルが特徴的でした。

当時の日本のテレビCM音楽は、社名や商品名を陽気に連呼するコーラスソングが主流でした。その中で、一見すると化粧品の広告とは到底思えない、荒涼たる大地と孤独な男の生き様を歌い上げる本格的な洋楽バラードを起用した試みは、極めて革新的でした。映像と音楽が見事に融合した結果、楽曲自体にも注文が殺到します。

シングル盤としてリリースされたレコードは、オリコン洋楽チャートで連続1位を獲得し、累計数十万枚を超える大ヒットを記録しました。ラジオのリクエスト番組でも連日オンエアされ、「曲を聴けばブロンソンの顔が浮かび、ブロンソンを見ればマンダムの香りが想起される」という、五感を巻き込んだ完璧なメディアミックスが自然発生的に完成したのです。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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