ドリームハウス「土の家」現在は?カビ・崩壊説の真相と住み心地
ドリームハウス「土の家」現在は?カビ・崩壊説の真相と住み心地について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をチェックしてください。
土の家を語る上で避けて通れないのが、「ドリームハウスの土の家はカビだらけになったのでは」「土壁から雨漏りしているはずだ」という湿気リスクに対する疑問です。この懸念は、建築物理学の観点から見てもあながち的外れな指摘ではありません。
土という素材は本来、周囲の湿度が高くなれば湿気を吸収し、乾燥すれば放出する極めて高い「調湿機能」を持っています。しかし、その許容量を超える多雨や長期間の湿気滞留が続くと、壁面内部に水分が蓄積し、相対湿度が75%を超えた環境下でカビ菌の胞子が活性化するリスクは跳ね上がります。特に土の家が建てられた場所の立地条件が、山林に近く霧が発生しやすい地域や、風通しの滞りやすい地形であった場合、室内外の乾湿サイクルが崩れる懸念が常に付きまといます。
関係者の見解によれば、実際の運用においては以下の3つの物理的課題と常に対峙することになります。
- 屋根の出幅(軒の深さ)と雨仕舞い:土の外壁に直接激しい風雨が打ち付けないよう、水切りや屋根形状のメンテナンスが建物の寿命を左右する。
- 強制機械換気の稼働率:自然換気だけに頼ると梅雨時に結露や土の粉化を招くため、24時間熱交換換気や除湿機器のフル稼働が不可欠となる。
- 表面防護剤の定期再塗布:土の質感を残しながら雨水の浸透を阻むシラン系撥水剤などのコーティングを、数年周期で施す必要がある。
したがって、「家中にカビが生えて住めなくなった」という極端な状態には至っていないものの、一般的な新建材で建てられた住宅に比べ、除湿機の稼働コストや壁面メンテナンスへの労力が桁違いに要求される環境であることは紛れもない事実です。