「々」の読み方と正式名称は?漢字ではない理由と一発変換の出し方を徹底解説
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日本語の文章には、「々」以外にも文章のリズムを整えたり筆記の手間を省いたりするために生まれた「踊り字(重ね字・送り字)」が多数存在します。かつての手書き文化や活版印刷の時代には縦横無尽に使われていましたが、活字のデジタル化や公用文作成のルール統一に伴い、現代では見かける機会が減ったものも少なくありません。
現在でもJIS規格(JIS X 0213など)に収録され、PCやスマートフォンで呼び出せる主要な重ね字の記号と、その役割を比較検証しました。
記号と名称主な役割・反復の対象使用例・用例PC・スマホ変換キー々
(同の字点/ノマ)直前の「漢字1字」を繰り返す日々、佐々木、色々、様々「おなじ」「くりかえし」「どう」「のま」ゝ / ゞ
(一の字点)直前の「ひらがな1字」を繰り返す(濁点付きあり)ここゝろ、いすゞ(自動車名など)「おなじ」「くりかえし」ヽ / ヾ
(カタカナ一の字点)直前の「カタカナ1字」を繰り返す(濁点付きあり)トヽ(魚のトト)、サヾ波「おなじ」「くりかえし」〃
(ノノ点/同上記号)表や箇条書きで「上の行(直前)と同じ」を示す伝票や名簿における「同上」の省略「おなじ」「どうじょう」仝
(同の字)「同」の異体字。「上記と同じ」を示す公文書や契約書の箇条書き、住所省略「どう」「おなじ」〱 / 〲
(くの字点)縦書きで「2文字以上の連語」をまとめて繰り返すみるみる、かえすがえす(縦書き2行分にまたがる長大な記号)「おなじ」(環境依存文字)
出版社の校閲記者への取材によると、公文書や教科書においては「公用文作成の考え方(文化審議会答申)」に基づき、現在日常的に公認されている重ね字記号は実質的に「々」のみに絞られています。ひらがなを繰り返す「ゝ」や長大な「くの字点」は、古典文学の復刻や企業の商号(「いすゞ自動車」など)を除き、近代の活版印刷衰退とともに実用シーンからほぼ姿を消しました。