メリバとはどんな結末?バドエンとの違いや魅力・代表作を徹底解剖
メリバとはどんな結末?バドエンとの違いや魅力・代表作を徹底解剖とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
メリーバッドエンドという言葉は、「陽気な・楽しい」を意味するMerryと、「悲劇的結末」を意味するBad Endを組み合わせた和製英語です。語源を遡ると、2012年頃のTwitter(現X)上におけるユーザー同士の対話が発端とされています。従来の「ハピエン(ハッピーエンド)」や「バドエン(バッドエンド)」という二元論の枠組みでは到底表現しきれない、割り切れない感情のグラデーションを的確に言語化する造語として瞬く間に拡散しました。
その後、オンライン小説投稿サイトやイラスト・小説共有プラットフォーム「pixiv」の百科事典などを通じて定着し、現在では商業出版やアニメの脚本レビューでも公然と使われる批評用語へと成長を遂げています。
二次創作や文芸界隈において共有されているメリバの基本定義は、主に次の2つのパターンに大別されます。
1つ目は、「客観的には破滅・狂気・孤立・死に向かっているが、当事者同士は精神的な充足や永遠の愛を手に入れて歓喜している」ケースです。心中や、閉じた世界への逃避行、精神の崩壊による幸福な夢想などがこれに該当します。
2つ目はその対極であり、「世界や周囲は平和を取り戻して救われたが、主人公たち当事者だけが取り返しのつかない喪失や地獄を背負わされている」ケースです。自己犠牲の果てに誰からも忘れ去られる結末などが当てはまります。いずれの類型にも共通するのは、「誰の視点に立つかによって、幸福(メリー)と破滅(バッド)が鮮やかに反転する」という強烈な多面性にあります。